製品になる前の材料からパーツを作るところがワシらの役割なんや。
つまり、机上で書かれた絵から目に見える「モノとしての始まりの瞬間に」ワシらはおるんや。
洋服ができるまでで考えると、わかりやすいかな。デザイン・設計をもとに、生地を選び、型紙を作り、裁断し組み合わせる。同様に、ワシらは鉄を切ったり、曲げたり、くっつけたりして製品のパーツをつくるんや。
だから、一見すると最初は何をつくっているのか、何になるのか想像できないと思うわ。始まりに立っているからこその喜びがワシらにはあるんや。そのためには、日々の研鑽、技術や経験や設備や体制、安全.....があった上でワシらの自信作へと繋がるのや。
むずかしことはようわからんけど、ワシらは技能集団としてこれからの新しい時代に挑戦し続けていくんや。